開業1周年、自分へのご褒美にサージテルを
拡大鏡が流行り出したのは、歯科医師になって5年目くらいのとき。当時はまだ僕のまわりで使っている人はほとんどいなくて、いれば珍しいという感じでした。
自分が使うようになったきっかけは、勤務医時代に参加した勉強会で「裸眼じゃダメ、見えないよ」という話を聞いたこと。ただ、あのころの僕にとってはものすごく高価だったんですよね。それでも「拡大しないと!」という気持ちはありました。だから他社の安い2.5倍を使って、その後に4倍へと上げて……。ベストな選択でないことはわかっていましたが、〝拡大する〞という思いは貫きました。
一方で使えば使うほど、日が経てば経つほど、物足りなさを感じるように。もっと見たい。高倍率が欲しい。もう欲求を抑えられませんでした。それで開業1周年を迎えたとき、1年間頑張った自分へのご褒美として念願の『サージテル(8倍)』に手を伸ばしたんです。納品を待っている間のドキドキは今でも覚えています。届いたときはうれしさが爆発。箱を開けてすぐ、写メを撮って友だちに送りましたもん。「来た来た、ついに来たー」って(笑)。
シャープなフォルムが、とにかくカッコいい。視野のクリアさも段違いで、昔の携帯電話と今のスマホで撮った写真くらい違います。サイズ感といい、軽さといい、操作性も抜群です。あと、ライトが本当に明るい! 特にハイ インテンシティ、あの7万ルクスの明るさは絶対に必要です。いくらルーペが優れていても、ライトが暗ければ宝の持ち腐れ。〝最上級の見える〞にはつながりませんからね。