知らなかった世界が広がり、わずかな変化にも気づけるように
「見える状態をつくれるのに、あえて見えない状態で治療をするのは罪だ!」
大学の指導医の先生に言われた、忘れられない言葉です。明るく大きくして見ることは、歯科医師にとって一番大事な診査・診断においてものすごく重要な要素になると。
その憧れの先生が愛用していたのが、『サージテル』でした。とはいえ当時はまだ、漠然と「使ったほうがいいな」くらいに思っていましたね。
僕がサージテルを使い始めたのは臨床に出て4年目です。そりゃあ、うれしかったですよ。つけているだけで自信がみなぎってくるというか。目標とする先生に、気持ちだけでもちょっと近づけた感じがしましたね(笑)。
とにかく入ってくる情報量が違います。歯石の取り残しはもちろん、裸眼では絶対にスルーしてしまうであろう歯肉の異変とか奥歯のクラックとか……。知らなかった世界がそこに広がっていて、わずかな変化にも気づかせてくれるんです。
サージテルと出合っていなかったら、拡大して見ることの本当の意義を知らないまま大きな損をしていたでしょうね。間違いなく今いるステージにはたどり着けていなかったはずです。
本音をいえば、学生のときから使っていればよかったなって。あのころの自分に何か言えるとしたら、「今すぐサージテルを使え!」ですね(笑)。