SurgiTel for dental

荒井 淳次先生

自分が変われば、
未来は拓ける!

荒井 淳次先生

医療法人真優会 荒井歯科医院(埼玉県)

EVK800(10倍) High Intensity

「歴史に甘えることなく、時代に合わせて変化・研鑽し続けなければいけない」
そう言葉に力を込めるのは、
明治中期から120年以上続く荒井歯科医院で5代目院長を務める荒井淳次先生。
「自分が変われば、未来は拓ける!」という信念のもと、
新しい自分と出会うために積極的に変化を起こし続けています。
その一つとして大きな役割を果たしてきたのが、サージテルです。
導入以来、どれほどの成長を実感してきたのか。
その目にどんな未来が見えているのか。
変わることを楽しみながら昨日の自分を更新し続ける荒井先生に、お話を聞きました。

インプットとアウトプットの
両方を下支えしてくれる

寺本先生

「知識なき行為は暴力であり、行為なき知識は空虚である」
ドイツの哲学者イマヌエル・カントの名言で、僕の座右の銘の一つです。勉強しないで治療するのは暴力みたいなものだ。でも、実践もしないで勉強ばかりしていても意味がない。そう置き換えて日々取り組んでいます。

サージテルはまさに、このインブットとアウトプットの両方を下支えするもの。見えなかった世界が見え、知らなかった情報が得られ、その知識を実践して知恵に変えることができるんです。それを放棄して裸眼に甘んじているとしたら?患者さんに対する暴力といっても過言ではありませんよね。

もし身近に裸眼の若手ドクターがいたら、「絶対使え!」と言いますよ。患者さんのためにも、歯科界のためにも、国内すべての歯科医師が8倍をつけるくらいの世の中になることを願っています。

ワクワクと恐ろしさが
同時に押し寄せてきた

サージテルを使うようになったきっかけは、以前所属していたスタデイグループで8倍をつけている先生が多くいたことでした。当時は裸眼でできているつもりでしたが、「ちゃんと見えるってどういうことかわかる?」と言われて……。そんな世界があるなら見てみたい。そう思ったんです。

今愛用しているのは10倍ですが、最初は僕も8倍から入りました。初めて使ったときの感想は、「世界が変わる」ということ。ルーペはもちろん、ライトのスゴさにも驚きました。光が上からだけでなく、目線の方向に届いてくれるんです。マイクロなしでとは言いませんが、根管内に光が入ってくれるので、ほほサージテルだけでしっかり根管治療ができます。「こりゃあ、サージテルがないと治療できないぞ」

これからの自分のレベルアップを考えてワクワクすると同時に、今までのことを考えると恐ろしい気持ちにもなりましたね。こんなにも見えていなかったんだって。あのころは技術的に未熟だったし、そのうえ見えてもいなかった。自分がいかに危ういところにいたのかを、まざまざと痛感させられました。

先人の知恵を学び、
失敗を0に近づけたい

寺本先生

実家の荒井歯科医院に戻る以前の4年くらいは、年に300冊の本を読んでいました。見学に行かせてもらった先の先生から「本を読みなさい。金に糸目はつけるなよ!」と言われて。そこからですね、片つ端から本を読むようになったのは。

「凡オは経験に学び、天オは歴史に学ぶ」と言うでしよ。凡人は自分で一度失敗し、その経験から学ぶ。それはそれで大切なことではありますが、一方でできる人は他の人の失敗から学ぶんですよね。医療に100%はありません。人がすることだから失敗は起こり得ます。でも先人が残した知恵を学べば、避けることのできる失敗はあるんです。

僕は天才なんかじやありませんが、できる限り失敗を0に近づけたい。だからこそいろいろな本を読んで、たくさんの知識を入れて、さまざまな歴史に触れてきました。

もちろん、この考えは拡大診療にも当てはまります。先輩の先生たちが裸眼時代にどんな失敗をしてきたのか。サージテルを使うことでどんな成長につながっているのか。その経験や歴史を見聞きしたとき、これからの自分に絶対必要だと思ったんです。

自分の目であり、身体の一部
使わないはあり得ない

サージテルを使い始めて、実際に短時間で正確に診断できるようになり、治療がだんぜん速くなりました。なぜなら、見えることで迷いがなくなるから。サージテルで拡大すると、わざわざう蝕検知器で染め出さなくても「この色はむし歯だな」ということがわかってきます。「染めて、削って、また染める」の回数を減らすことができるんです。

患者さんも違いは感じているようで、「治療が速くて痛くない」という感想はよく間きます。基本的に、痛くはありません。じゃあ分かれ目は何か。麻酔を打つときに痛くないかどうかです。裸眼の場合、針が3ミリくらいズブッと入ってしまったりするんですね。でも10倍に拡大すると、1ミリくらいのところで注入を始められる。粘膜が膨らむ様子を見れば、注入速度もわかります。あとは、ゆーっくり膨らませるイメージでやればいいんです。

ほかにも、裸眼では絶対に見えない血管が見えます。そこを確実に避けられるのも、患者さんの感覚に影響しているのかもしれません。今はどの患者さんにも、どんな症例にも当たり前にサージテルを使っています。自分の目であり、身体の一部ですからね。

当院と関わる人すべてに幸せになってほしい

寺本先生

目指す先は、当院との出会いをきっかけに関わる人すべてが幸せになること。患者さんも、スタッフも、出入りの業者さんもです。それが僕の幸せにつながっていくと信じています。この考えに至ったのは、32歳のとき。町興しをする青年会議所に加入し、そこでの活動を通して「利他の精神」を学んだのが大きいかもしれません。

実は僕、5代目なんですね。13年ほど前に明治中期から続く荒井歯科医院を継いだのですが、当時は閑古鳥が鳴いていて1日に患者さん一人なんてことも……。あのときの危機を乗り越えられたのも、利他の精神という支えがあったからだと思います。

僕らの使命は歯を守ること。そして、お口の健康を通して幸せな人生をサポートすること。歯科医師が行なう治療は、あくまでもその一環なんです。治療を繰り返せば、いずれ歯は崩壊します。そうならないための知識を何も伝えず、ただ見ているだけの傍観者にはなりたくありませんでした。だから、メインテナンスにも力を入れたんです。

もちろん、6名いる歯科衛生士全員にサージテルを支給しました。だって口腔内を見る以上、必須なのは歯科衛生士も同じでしよ。特にSRPをするときはなければダメ。プラークをしっかり落とせたかどうか。自分がやった結果がちゃんと見えてこそ、モチベーションにつながるんです。

すべてのスタッフが拡大することで、チームワークは間違いなく高まりました。「全員つけているぞ」という連帯感が生まれ、「同じように見えている」という安心感もあります。今ではみんな、「サージテルがないと仕事にならない」と言っていますよ。

患者さんは一人ひとり違う
患者さんの数だけやり方はある

なぜむし歯になるのか、歯周病って何なのか、何のために歯磨きをするのか、どうしてメインテナンスが必要なのか。初診カウンセリングでは十分に時間を取って、そういう根本的なところを患者さんがわかるまで丁寧にお話しています。

そして、本題に入る前に必ず伝えるんです。「今日これから話す内容は、ぜひご家族やご友人、職場の仲間にお伝えください。それによってこの地域の人たちのむし歯や歯周病が減り、みなさんが健康なお口で毎日を過ごせるようになります」と。

人って自分で気づいたことじゃないと習慣化できませんよね。情報をきちんと渡したうえで、自分で考えて自分で決めてもらう。そうすれば続くはずだし、「ここは他の歯科医院とは違うな」と思ってもらえるのではないでしょうか。

初診の雰囲気を見て、その人を感じ取って、どうやってコミュニケーションを取っていくかを考える。性格も環境も求めるものも、患者さんは一人ひとり違います。患者さんの数だけやり方はあるのだと思います。おかげさまで今はロコミの患者さんが増え、ユニットの増設も計画中です。

積極的に変化を起こして、
新しい自分と出会いたい

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」

新しいことにチャレンジして、新しいことを身につけて、新しい自分と出会っていく。数ある拡大鏡の中からサージテルを選んだのも、"自分を一番変えてくれる"と思ったからです。

治療の精度だけではありません。歯科医師としてのマインドだけでもありません。たとえば姿勢だってよくなるわけでしょ。僕自身、裸眼のときは本当に猫背でした。今も肩こりしないわけではありませんが、身体への負担がぜんぜん違います。

見える目を与えて、成長をバックアップしてくれる。見るための角度にもこだわって、歯科医師人生を延ばしてくれる。つまり、"サージテルは未来"なんです。僕のここまでの人生は確かに変わったし、ここから先の未来も間違いなく拓けるはず。そう確信しています!

  • 【ユーザーインタビュー】 医療法人真優会 荒井歯科医院 荒井 淳次先生