横井 宏幸理事長

スタッフの成長を
加速させるために!

横井 宏幸理事長

医療法人 萌幸会 LION歯科・矯正歯科
(神奈川県)

EVK450(6倍) SurgiCamHDライトシステムキット

「せっかく当院を勤務先に選んでくれたのだから、ここで働けてよかったと感じてもらいたい」
スタッフへの思いを語る、LION歯科・矯正歯科の横井宏幸理事長。
とりわけドクターたちには、自分が積み重ねてきた経験、築き上げてきた技術などをしっかり伝え、今後の歯科医師人生に役立ててもらいたいと考えています。
そうした中、スタッフの成長を加速させるツールとの出合いが! それが、サージテル専用口腔内カメラ『サージカム HD』でした。

自分の技術を伝承するのは簡単なことじゃない

横井理事長

僕は個人的に、給料というのは“後からついてくるもの”だと思っています。もちろん、労働への対価を得るのは重要ですよ。でもそれ以上に、先輩からいろいろ教えてもらったり、治療や技術について学んだり、自分の成長を感じられることが大事なんじゃないかなと。スタッフ教育に力を入れているのも、そうした考えがベースにあるからです。

とはいえ、なかなか思うように進められないことも……。たとえば、僕が歯周外科のオペをする様子をドクターたちに見学してもらうとき。見て技術を学んでほしいのに、今ひとつ伝わっていないんです。僕としてはポイントを押さえて説明しているつもりだし、ドクターたちもスマホで録画するなど勉強しているはずなんですけどね。

その後、彼らが同じオペをしている現場を見にいくと何かが違って。「僕が見ているのはそこじゃないんだよな」とか「フラップの開け方がもう1ミリ足りないんだよな」とか、細かいギャップを感じることが少なくありませんでした。

ただ、それも仕方ないですよね。僕の後ろから覗き込むのでは絶対に死角が出てきます。完全に張りついて見るというのは難しいですし、スマホで撮った動画のクローズアップにも限界がありますし。自分の持っているものを人に見せたり伝えたりするのは簡単じゃないんだな、と痛感させられる日々でした。

細かい手技もダイレクトに伝わる

横井理事長

その状況が劇的に変わったのが、半年前。勤務医の一人から「横井先生の技術をもっと学びたいです」と、口腔内カメラ『サージカム HD』を提案されたんです。今使っているサージテルに装着できて、術者の視野をそのまま録画できる。オペの様子を最初から最後まで鮮明に記録に残せるうえに、僕の視点を追えるなんて! ドクターへの伝わり方が変わると思い、すぐに導入を決めました。

結論からいうと、サージカムHDを使い始めてから「伝えたいことが相手にしっかり浸透している」という感覚があります。言葉だけでは説明しにくかった細かい手技も、「〇〇先生はこっちからバーを当てているけれど、僕はもう少し手前だよね。そこの違いを見て」など、よりダイレクトに伝えられるようになったからだと思います。

さらにうれしかったのは、学ぶ側のドクターたちの変化です。「縫合の手順をもう少し詳しく見たい」「形成の仕方を改めて学びたい」「だから録画してほしい」と、自身の課題をリクエストしてくれるようになったんです。

一人ひとりの向上しよう、成長しようという気持ちが伝わってきますし、彼らの意欲が上がることで患者さんに対してさらに質の高い治療を提供できるようになります。スタッフ個々のスキルアップ、医院全体のレベルアップ、患者さんの満足度アップ。すべてが連鎖して、いい影響が出ているのを感じますね。

当院で働いていることを誇りに思ってもらいたい

横井理事長

サージカム HDの導入によってドクターたちの技術や意欲が上がるのは、非常に喜ばしいことです。一方、TOPに立つ者として手技を見られる機会が増えたからには、“飽きられちゃダメだ”という危機感みたいなものもあります。

LION歯科・矯正歯科で働きたいと思ってくれた理由は、みんな少なからずあるわけです。それが「ここで学びたい」「理事長のようになりたい」というのであれば、僕自身は常に次のステージへ上がり続けて先を行く存在でなければなりません。

そのためには今できる治療の質を上げるだけでなく、ドクターたちがもっと学びたくなるような難しい処置にもトライする必要があります。いつまでも“僕ができること”が変わらなければ、施術動画を見続けてもらう意味がないですからね。そう考えると、サージカム HDは自分自身を成長させてくれるツールでもあるということ!

僕の座右の銘は、ずっと昔から「初志貫徹」です。時間が経つにつれて馴れ合いになったり怠慢になっていくのではなく、いつまでも感謝、低姿勢、人を敬う気持ちを持てるようにしたいと思っています。年を重ねて、ポジションが上がって、どんなに偉い立場になっても、「あの人はいつも挑戦しているな」と思われる人間でありたい。サージカム HDは、それを改めて思い直すきっかけを与えてくれました。

「ここで働けてよかった」

スタッフみんなが、誇りに思い成長できる医院へ! その環境をつくるのが、理事長としての最大の務めだと思っています。

肝心な部分を見逃さない!──松下 千夏先生

松下 千夏先生

技術面での指導を受けるとき、よく言われるのが「見て覚えろ」ですよね。でも実際は、オペを見学していても本当に見たい場所が見えなかったり、細かいところがわかりづらかったり。理事長はこういうときにどの方向から見ているんだろうとか、どこに気を使っているんだろうとか、肝心な部分には目が届きにくいというのが正直なところなんです。

サージカム HDが導入されてからは、その葛藤が一気に解消されました。たとえば歯を削る際にバーを当てる角度が難しいと感じることがよくあるのですが、理事長のオペの映像を見ていると急に視点が変わったり、体の向きが変わるのがわかるんです。そこで初めて、「こっちから見ればよかったのか!」と気づけたりして。

そういう無意識の動作って当たり前のことだから理事長もあえて言葉にはしないけれど、学ぶ側にとっては重要なポイント。そこまでわかるのは、術者視点で映像が撮れるサージカム HDならではだと思います。

治療の基本的な技術や手順については、学生のときに必ずみんな学びます。ただ、いざ臨床へ出てみると教科書どおりにはいかないことばかり。ドクターになって間もないスタッフが早い段階から尊敬する先生の施術に触れられるのは、とてつもなく大きなメリットです。私自身、ここからどれだけ成長を加速できるかが楽しみでもありますね。

百聞は一見にしかず! 感覚の食い違いがなくなる──名嘉眞 武人先生

名嘉眞 武人先生

サージカム HDが導入されるまでは、理事長の治療の様子を自分のスマホで撮らせてもらっていました。ただ、僕自身も診療があるので毎回見学するというわけにはいかず……。「今日のフラップ手術見たかったなぁ」と思うこともたびたびでしたね。なので、理事長視点のフル動画を録画してもらえるのはすごく助かっています。

特にメリットを感じるのは、視点の行方と解説を間近で体験できること。「もっと力強く」「ここまで広げて」と言葉で言われても、力の加減や距離感というのは個人差があるじゃないですか。術者視点の動画だと、実際にここまでやるというのが感覚的に理解できます。食い違いがなくなるというか、まさに百聞は一見にしかず。こういうときは縫合糸をこの方向へ引っ張る、この場合はこんな感じで歯肉を切開する。そういうことが映像と音声で手に取るようにわかるんです。

もちろん今までもオペの前の予習はしていましたが、イメージがしっかり持てているときとそうでないときではアプローチの仕方も変わってきます。僕のように経験の浅いドクターでも積極的に歯周治療にトライでき、腕を磨ける。医院に貢献できている実感を持てて、モチベーションがさらに上がりますよ。